Forestry Efforts

林業への取り組み

1)山佐ホールディングスグループとの連携 ~山佐林業株式会社~

 鹿児島県内の森林・林業を取り巻く課題として、林業の採算性の悪化や森林所有者の高齢化などにより、手入れの行き届いていない人工林や皆伐されたまま植林されずに放置された森林が増加しつつあります。そのため、将来的に地域の木材が採れなくなったり、山地崩落等の災害リスクが高まったりすることが懸念されています。

 また、ウッドショックや世界的な資源の争奪により原材料高騰や木材の確保自体が難しい状況下に置かれたことから、どのような局面になっても、これから鹿児島で家づくりをされる方が安心して家づくりを行える体制を整えていくために、そして鹿児島の森林環境を守るために、山佐ホールディングス株式会社・山佐産業株式会社・ヤマサハウス株式会社と当社で「山林を保有し、植林から育林、伐採、そして植林」という一連のサイクルを循環的に取り組む長期安定的な林業経営に参入し、森林資源の循環利用の促進に尽力するために、山佐林業株式会社を立ち上げました。

 

代表取締役インタビュー

●鹿児島県と「建築物木材利用促進協定」を締結

 山佐グループ5社(山佐林業株式会社・合同会社絆工房ヤマサ・ヤマサハウス株式会社・山佐木材株式会社・山佐産業株式会社)は、2023年1月17日に鹿児島県と「建築物木材利用促進協定」を締結しました。


「建築物木材利用促進協定」の目的

当グループは、建築物へのかごしま材を中心とした地域材の利用に向けて、林業経営、人材育成、木材供給・利用において連携を図りつつ一体的に取組んでおります。鹿児島県と当グループが協定の締結を行うことで、建築物へのかごしま材を中心とした地域材の利用に向けて、地域における森林資源の持続可能性を確保しながら2050年カーボンニュートラル実現に尽力してまいります。

構想の達成に向けた各社の取組み

【林業経営】山佐林業株式会社

 

森林の管理放棄や伐採後再造林率の低位などの社会課題の解決と、木材安定供給体制と持続的循環的な林業経営を目指し、まずは、林業経営基盤構築のために林地集約を進め期末には100ヘクタールの山林を保有。

将来的には、山佐グループへの木材供給を軸に据えたサプライチェーンの確立を目指してまいります。

 

【林業経営】山佐林業株式会社

 

森林木造建築物の建築には、大工技能の継承発展が必要不可欠です。

近年、大工技能者が減少しているため、伝統的な徒弟制度による育成の良い面に時代に即した育成の在り方を融合させた人材育成体制を

構築するとともに、新規入職者を毎年雇用し地域における大工技能者基盤の維持に貢献してまいります。

 

【住宅分野への地域材の供給・利用】ヤマサハウス株式会社

 

鹿児島県の気候や地域特性を十分に踏まえ、住まう人が心も体も健康に世代を超えて価値をつなぐ住まいの供給を行うこととし、かごしま材を中心に地域材を積極的に活用した「かごしま木の家」を年間200棟以上の供給を目指します。
また、プレカット事業においては地域の建設事業者や建築主に対して、地域材を積極的に活用するよう働きかけるとともに、地域材を利用した建築用木材の安定的かつ効果的な供給体制整備を進めます。 さらに、地域材利用の相談に応じられる人材を育成するとともに、住宅のCO2固定量の認証による環境貢献度の見える化や木育の取組などにより、木材利用の意義やメリットについて積極的に情報発信してまいります。

 

【非住宅分野への地域材の供給・利用】山佐木材株式会社

 

製材品の生産・供給や木造建築工事の施工にあたり、その材料となる原木調達において地域材を積極的に使用します。
住宅用部材の供給だけではなく、中小大断面集成材などをはじめとする木質材料の供給や施工サービスの提供、CLT並びに新たな木質材料等の研究開発、認定・実用化を通じて非木造建築物の木質化に関する取組などを推進し地域材の需要拡大に努めてまいります。

 

【非住宅分野への地域材の供給・利用】山佐木材株式会社

 

非住宅分野の建築にあたり、建築主に対して木造建築物の可能性検討および提案を積極的に行う。
また、適切な林業経営を支える林道等のインフラ整備において地域における担い手の役割を果たしてまいります。

 

対象区域と本協定の有効期間

対象区域は鹿児島県全域。本協定の有効期間は、協定締結の日から2027年12月31日までとします。

 

鹿児島県によるプレスリリース

●横川山林植樹イベント

 2024年12月11日に山佐林業株式会社所有の山林に、「北姶良森林組合」様ご協力の元でスギのコンテナ苗の植樹を行ってきました。

 今回の山林は、スギの木がありましたが、事前に伐採作業を行い今回のスギの苗木の植樹を行うこととなりました。面積は0.64haで、植樹予定のスギの苗木は約1,280本。

今回の山林

伐採前の山林


伐採途中

 

 植樹イベント当日は天気にも恵まれ、山佐林業・山佐ホールディングス・山佐産業・ヤマサハウス・北姶良森林組合の関係者も一安心。

 

 今回は、植樹場所の約半分に当たる0.3haに植樹を行う予定とし、スギのコンテナ苗も520本ほど準備いたしました。途中お昼休憩もはさみながら約2時間半で本日予定の準備していた苗をすべて植樹し終えました。



植樹中の様子

 今後、今回植樹できなかった残りの山林や、他の山林も植樹を行って、きちんと手を入れられた山林の創造に邁進していこうと思います。


2)NPO法人おおすみ100年の森

 大隅半島に位置する林産業事業体、関連機関、行政の広域的な連携により、森林を次世代に引き継ぐべく適正管理を行うとともに、森林空間の利活用等により森林の持つ多面的な価値を創造し、100年後に遺る森づくりに取り組むことを目的とし設立されました。

 

NPO法人おおすみ100年の森 | Facebook

 

 2025年7月、当NPO法人と垂水市で、包括連携協定を締結いたしました。

 

垂水市によるプレスリリース

 

設立から今までの活動を、椎野ブログ図書館に投稿しています。

2025年12月30日 真樹フォレストが目指す持続可能な森林経営と森の価値創造について
2025年7月22日 川下から川上へ 山佐林業の“持続可能”を目指した取り組み経過報告
2025年6月3日 櫨の木の可能性と素材の民主化とは
2025年4月29日 林福連携の可能性と課題
2025年3月25日 NPO法人おおすみ100年の森活動報告R7年3月垂水市との連携協定に向けて
2025年2月18日 地域事業体の小さな森林アセットの創出について
<2024年12月24日 大隅地域の林業における課題
2024年11月19日 「大隅の森の恵を活かす理念とビジネス」講演会
2024年10月15日 木材運送業の林道整備効果
2024年9月10日 NPO法人おおすみ100年の森活動報告(2024年夏)
2024年1月29日 再造林への思い
2023年11月28日 佐伯広域森林組合の視察11月21日~22日
2023年10月24日 地域における森林・林業のポテンシャルについて
2023年9月19日 大隅地域の林産業をモリアゲる講演会
2023年8月11日 地域材を活かす木造住宅
2023年7月4日 NPO法人おおすみ100年の森の循環利用
2023年5月31日 NPO法人おおすみ100年の森の課題
2023年4月25日 再造林の重要性詳述
2023年3月21日 再造林の重要性
2023年2月14日 NPO法人おおすみ100年の森 活動報告 R5年1月
2023年1月10日 NPO法人おおすみ100年の森 活動報告 R4年12月
2022年11月29日 3年ぶりの九州林業経営者協会連絡協議会
2022年10月25日 増えていく林地
2022年9月27日 NPO法人おおすみ100年の森 活動報告
2022年8月16日 人口減少と食料安保