釣れた魚も、逃した魚も思い出に。K松さん、T口田さん達、N島君、K森船長が繰り広げた錦江湾釣行を振り返ります。ティップランや、思わぬ珍客との出会いなど、海のドラマをお楽しみください。
釣行データ
年月:2026年5月
場所:鹿児島県錦江湾
釣り人:K森船長、N島君、K松さん、T口田・長男・長男のお友達
T口田です。5月の釣り部は二週にわたり錦江湾でのボートフィッシングを楽しむ機会に恵まれました。
K森船長操船のもと、まず一週目は僕と長男・長男のお友達。次週はN島君とK松さんが乗船し、それぞれタイラバとティップランを中心に海へ挑みました。
まず印象的だったのは、長男のお友達がタイラバで釣り上げた立派な真鯛です。船からのタイラバでの真鯛狙いは初めてとのことでしたが、落ち着いたやり取りで見事キャッチ。真鯛を手にした時の嬉しそうな笑顔がとても印象的でした。
一方、二週目の釣行では、冒頭、エギングの一投目でK松さんが良型のアオリイカをキャッチ。初挑戦ながら見事に釣り上げたアオリイカは、胴から足先まで約60cmもあり、K松さんもご満悦。
もちろん、楽しみは釣った後にも続きます。後日食卓に並んだアオリイカの刺身は見た目にも美しく、釣り人ならではの贅沢な一品となりました。
さて、しばらくすると、表層近くに青物の回遊と、それを追うサメの群れに遭遇。K松さんが狙いどおりにヒットへ持ち込み、見事ハナザメと思われる個体をキャッチしました。
(おそらくハナザメと思われる個体)
このおそらくハナザメを見て、ふと以前の出来事を思い出しました。
実は過去の釣行で、佐多岬の地磯から遠投カゴ釣りをしていた際、同行の後輩S屋君が釣り上げたマサバを足元で豪快に横取りし、そのまま泳ぎ去ったのもおそらくハナザメでした。
その時は「してやられた!」という気持ちでしたが、今回は錦江湾のボートジギングでまさかの再登場。思わぬ形での再会劇が有ったようです。
(※当時の記事もよろしければご覧ください。)
その後はソコイトヨリや真鯛が顔を見せたそうです。
ところで、今回僕が特に楽しみにしていたのが、初挑戦となるエギングとティップランです。正直なところ、「名前は聞いたことがあるけれど、どんな釣りなのだろう?」という状態からのスタートでした。しかしK森船長さんやN島君に教わりながら実際にやってみると、その面白さにすっかり引き込まれてしまいました。
ティップランは、船を流しながら専用のエギでアオリイカなどを狙う釣りです。エギを海底付近まで沈めて誘いをかけ、ステイさせている最中に突然「ズン」と伝わる独特の重み。魚のアタリとは違う、あの不思議な感覚は一度味わうと癖になりそうです。
(ティップラン用エギにシンカーを装着して使います。)
そして釣行中盤戦に、その瞬間は突然訪れました。大型のコウイカがヒットしたのです。慎重にやり取りを続けながら船際まで寄せることに成功し、横では長男がタモを構えて待機。
「そっちに持っていくよ!」
そう声を掛け、いよいよ取り込み!
と思った次の瞬間でした。
ふっとテンションが抜け、まさかの身切れ。
大型コウイカは盛大な墨を吐きながら海中へと姿を消していきました。
さらによく見ると、その後ろにはもう一杯のコウイカが寄り添うように泳いでいます。二杯は並ぶように海の底へ消えていきました。
釣り人としては悔しい結果でしたが、「夫婦だったのかもしれないな」と思うと、少しだけ救われた気持ちにもなりました。
普段はショアから青物を狙う豪快な釣りに夢中になっていますが、久しぶりに味わうエギングの繊細な駆け引きはとても新鮮でした。
ドラグ設定ややり取りなど、反省点も多く残りましたが、それもまた次回への楽しみです。
また、タイラバでは僕と長男にそれぞれ大物と思われるヒットがありましたが、いずれも途中でフックアウト。船上では思わずため息が漏れましたが、その分だけ次回への期待も膨らみます。釣れた魚も、逃した魚も、振り返ればどちらも良い思い出です。
僕も長男もお友達も、すっかり次回のリベンジに燃えているところです。
次回は逃した大物と大型コウイカへの再挑戦を胸に、また錦江湾へ向かいたいと思います。
(今回も安全で楽しい釣行を支えてくださったK森船長に感謝です。素敵な時間をありがとうございました。)
最後に、今回の記事ではご紹介しきれなかったN島君の釣果写真もお届けします。
センネンダイや真鯛、大型アオリイカなど、これまで手にしてきた見事な魚たち。そして、その海の恵みを美味しくいただく料理の数々です。
釣りの楽しみは魚との出会いだけでなく、食卓を囲みながら余韻を味わえることにもあるのだと感じます。
「釣って楽しい、食べて美味しい。」
そんな海の魅力が少しでも伝われば幸いです。
(N島君が釣り上げた72cm/4kgの真鯛。朝日をまとったその美しい魚体は、まさに錦江湾からの贈り物。)
(南国の海を思わせる鮮やかな発色。美しいセンネンダイは、まるで海から届いた一枚の絵画のようです。)
(T口田)
