メールマガジン第22号>加工センター通信

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★【加工センター通信】 田植え

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仕事の話しとは逸れますが、先日、米の田植えを行いましたのでご紹介致します。

ここ鹿児島大隅地方の田植えは、おおよそですが早期作(3月中下旬~4月上旬)普通作(5月上旬~6月中旬)に分かれます。

 私が行った地域では普通作、会社周辺では早期作が一般的に行われます。農業のプロでもある神田専務に伺ったところ、現在では二期作や二毛作はほとんど行われていないようです。

肝属川の水を利用して米作りが行われています
肝属川の水を利用して米作りが行われています

 

田植えを行った広さは2反3畝ほどで、身内で食べる分だけ(食べる人だけ)作ります。

 田植え方法は、田植機での2条植えで毎年恒例の極度の筋肉痛が待ちかまえていました。この筋肉痛を感じながら食べる白飯がなぜかすごくおいしいのです。

田植機は2条植え(2列)~10条植え(10列)まであるそうですが周辺では4条植えが多く見られます。

 2条植えのイメージとしては、水の張った田んぼの中を重さ100㌔程の大きめな乳母車を真っ直ぐ押して往復する感じです。

 30㎝位の間隔で押し歩くのですがこれがかなり難しく、上手く通ったと思えば蛇行していたりズレたかなと思えば真っ直ぐ通っていたりと、やり直しが出来ない作業なので常に気合いを入れて取り組んでいます。

 ちなみに4条植えからは乗用機械になります。稲刈り時では、基本的には2条植えは2条刈り、4条植えは4条刈りとなります。

昔は、米1石(約150㎏)は1反での収穫量であり大人が1年間に食べる量とされていたそうです。

1合(約150g)が1食分×3食×365日=164.25㎏になります。

 しかし、現代では大人1人当たりの年間消費量が60㎏弱程になっているそうです。個人的には米LOVEなのですが・・・。

 60㎏÷365日=164.38gなので消費量としては約1/3減少していることになり、1俵は60㎏なのでおおよそ大人1人分の年間消費量となります。また、私が手伝っている田んぼでは、例年の収穫量が2反3畝(690坪)で約1000㎏ほどなので昔と比べると3倍ほどの収穫があります。

(協同組合きもつき木材高次加工センター 笹原)