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★新年のご挨拶    代表取締役社長 有馬 宏美

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 新年あけましておめでとうございます。

 

 旧年中は大変お世話になり、心より感謝申し上げます。

本年も皆様のご期待に応えるべく、さらなる努力と精進を重ねて参りますので、より一層のご愛顧を賜り

ますようお願い致します。

 

 昨年2024年、思い起こすと痛ましい災害、心躍るスポーツ競技、混迷した政治経済と様々なニュースが

ありました。

 まずは1月1日午後に発生した石川県能登地方を震源とする地震。同県輪島市と志賀町で震度7を観測し、石川、富山、新潟、山形各県など広い範囲に津波が到達、甚大な被害がでました。未だ復興に時を要する

状況にあり、被災されました方々には改めてお見舞い申し上げたいと思います。

 また、経済環境としては、日本銀行が金融政策決定会合にて長年続いたマイナス金利政策を解除し、政策金利をマイナス0.1%からプラス0.1%程度に引き上げることを決定し、デフレ脱却が期待される一方で、

外国為替市場では一時、1ドル=160円台まで円安・ドル高が進み、1990年4月以来、約34年ぶりの円安水準

となり、多方面で私達の生活に大きな影響を及ぼしました。

 

 明るい話題としては、夏季五輪パリ大会が開幕され、日本は金メダル20個、銀メダル12個、銅メダル13個と過去最高のメダル獲得数となりました。連日躍動するパフォーマンスと受賞インタビューに感動し、

個人的には睡眠不足の日が続きました。

 さらには、日課となった早朝の大リ-グ試合放送。大谷選手の活躍が報道されるたびに心躍り、その一日が頑張れる日になりました。中でもメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成した日は、同じ日本人として誇りに思う日でありました。等々。

 

初日の出の昇る柏原海岸
初日の出の昇る柏原海岸

 

 さて2025年はいかなる年になるのでしょうか。

 干支では、乙巳(きのとみ)となり、多くの人にとって成長と結実の時期となる可能性が高く、「乙」は未だ発展途上の状態を表し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味しています。この組み合わせは、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しているそうです。

 干支に肖り日本中が大きな成果を手にし、良き年であることを願うばかりですが、これだけは神のみぞ

知るところ、すぐに結果が出なくても焦らず、粘り強く取り組む姿勢が重要だと思います。

 

 最近の木材業界においては住宅需要の陰りが見える中、民間非住宅建築物の木造化・木質化の推進が重要なテーマとして掲げられて、官民一体となって様々な取り組みが進み、また実施されようとしております。

 お陰様で山佐木材は事業の柱として非住宅分野への木造化・木質化に取組み始めて30有余年、数多くの

建設に携わることができました。皆さまの温かなご支援ご指導があってこそと深く感謝しております。

 本年も引き続き当社は木製品、集成材、CLTなど持続可能な建築資材の提供に注力し、さらには長年研究を重ねてきたサムライ集成材の事業展開に向けた準備も進めたいと考えている次第です。

 より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

  

 新しい年が、皆さまにとって幸せと繁栄に満ちたものとなりますように。

(代表取締役社長  有馬 宏美)